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2011年5月28日土曜日

静岡サッカーにおける中部と西部

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静岡は大井川と富士川で大まかに西部・中部・東部に三分割出来る。このうち特にサッカー処と呼ばれているのは中部の清水・静岡・藤枝だ。しかし普及度の高さや選手・指導者の優秀さの割には社会人クラスで強いチームが無かった。このクラスで中部勢の目ぼしい成績といえばJ以前は昭和32年「オール中部」で挑んだ志太クラブの国体制覇ぐらいか。

確かに中部は高校以下の年代や自治体職員、教職といったアマチュアクラスでは無類の強さを誇ってきた。しかし、社会人全般を対象としたクラスでは全国で優勝争いをするチームは無く、JSL2部に日本軽金属と藤枝市役所、中央防犯が1、2年所属したのみだ。一方でJSL1部で優勝争いまでしたクラブはヤマハ発動機と本田技研のみでそのいずれもが西部勢だ。

そして、J誕生以降現在に至るまでこの「人材と普及率は中部、クラブ実績は西部」は変わっていない。W杯各大会で日本代表に県中部出身選手を探すのは容易だが県西部は南ア大会の矢野貴章のみ。一方、クラブの実績では獲得タイトル数、天皇杯出場回数は共に県西部が圧倒している。

ただ、Jリーグにおける静岡ダービーはこの限りではないようで、05年以降は共に4勝4分4敗と対戦成績では完全に拮抗している。もちろんこの戦いは清水対磐田であって中部対西部ではない。しかしダービーを面白くするスパイスには成り得る。

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