藤枝ネルソンCF |
浜松市にあるスポーツカフェ「sposic cafe do」のお話の続き。
気になってこの店を調べたらオーナーさんが何とあの澤田達哉じゃないか!さらに驚きなのが「sposic cafe do」の母体があの藤枝ネルソンCFだとのこと。もっとも、
ってのが普通で、一部地域の知る人ぞ知る存在のお話です。
現在でも地域リーグ以下の試合はメディアに触れられにくい。それが特に県リーグともなれば尚更だ。試合結果のみであれば地元紙の静岡新聞や中日新聞が、ちびっ子の草サッカーの大会からJ1までを掲載してくれるが、その内容を知りたいなら関係者に直接聞くかGoogole先生を使い倒すかしなければならない。
幸い俺は、大学の後輩が県1部の選手だったし、県リーグ所属クラブの公式サイトと選手のブログも幾つか見つけることができた。その巡回サイトの一つが彼、澤田達哉のブログだった。(現在は新しいサイトに移転)
彼のブログにもあるように澤田達哉は聖隷学園高校出身で、Jからのオファーを断り南米へ渡った人、現・shizuoka藤枝MYFCの前身・藤枝ネルソンCFの元選手だ。
大学の後輩曰くネルソンは、
- 高校県選抜・J経験者を揃えテクニックが半端ない
- 好不調の波が激しく調子づかせるとこの上なく厄介
- 後半の体力切れまで待てるかが勝負の分かれ目
- 創設者の情熱が凄い
(ご存知、静岡サッカーでの藤枝・静岡・清水の3地域の名実は圧倒的で、その中に「浜松出身者がいる!」と無知な俺が驚いてネルソンを注目し始めたキッカケが澤田さんだ)
俺がネルソンのプレーを初めて観たのはMYFC立ち上げ時の選手セレクションのYouTube動画。確かその時の実況が澤田さんだったような気がする。「静岡のいちサッカーファン」を騙るには何としてもネルソンだけは生観戦しなければ!という思いにかられ、実際に観に行った。
それも彼らがネルソンとして参加する最後の大会を。
前述のようにネルソンは藤枝MYFCになった。その経緯とその後の騒動はここでは省くが、俺は同じ静岡出身者としてネルソンを、藤枝を、そして何よりも創設者の熱い想いを引き継いだクラブを応援したかった。まあ、そんな想いから「いちオーナー」になって大会へと足を運んだわけです。
その最後の大会とは「平成20年度第9回静岡県社会人サッカーリーグトーナメント大会」と言って、平たく言うと「全社」の県予選だ。
現在は東海1部に所属する藤枝も当時は県1部所属、Jを目指すには順当に昇格しても4年、そしてJFL昇格への門、「地獄の地域決勝大会」まで3年を要する位置にネルソンは立っていた。
ただし、地域決勝大会への近道が2つだけある。
- 飛び級制度の利用
- 全社で優勝するか出場資格を得る
但し、「全社」で優勝するか大会上位陣が全て地域決勝への資格を取得済みならその次点クラブに出場資格が与えられる。要するに「勝ち続けるだけ」でJFLまで昇格できる近道があると言うことだ。藤枝は先ずはその全社を目指して県予選を戦わなければならなかった。
初戦は航空自衛隊浜松。
それが俺が観たネルソンの最初で最後の試合だった。
長くなるので例のごとく続きます。
因みに全社と地域決勝大会は宇都宮徹壱著「股旅フットボール」に詳しいのでそちらを参照のこと。
股旅フットボール 宇都宮 徹壱 東邦出版 2008-04 売り上げランキング : 199585 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
話がマニアックすぎる
と思った方は↓をクリック!
と思った方は↓をクリック!
澤田達哉です!
返信削除僕の20代を書いてくれて、ありがとございます。
まあ、少し違っている情報もありましたけど、無問題です。
それにしても、あの自衛隊戦しか観たことがないというのは、残念ですね。
あの試合からMYFC幹部が現場に来て、1点を置き土産にスパイクを脱ぎました。
僕はネルソンの前田さんとチームメイトの為に戦っていましたので。
とくに前田さんは僕の20代を楽しませてくれた恩人でしたので・・・。
では、後編を楽しみにしています!
>澤田達哉さん
返信削除コメントありがとうございます!
まさか本当にご本人からコメントを頂けるとは思いませんでした。
>それにしても、あの自衛隊戦しか観たことがないというのは、残念ですね。
はい、今思えばもう少し早くネルソンを見ておくべきでした。
ただ、最後のネルソンを見れて良かったとも思ってます。
>あの試合からMYFC幹部が現場に来て、1点を置き土産にスパイクを脱ぎました。
はい、覚えてます。逆転弾を決めましたよね。
あと4点目のアシストをしたのも覚えています。
5点目も澤田さんのシュートの跳ね返りを門田選手が決めたんでしたっけ?
今度動画で確認してみます。
>僕はネルソンの前田さんとチームメイトの為に戦っていましたので。
僕はMYFC内の前田さんへのインタビュー記事を読んでオーナーになったんですよ。
世の中には物凄い情熱を持った人もいるもんだなと。
それではしばしの間、後編をお待ちください!