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2011年2月14日月曜日

今回の岡崎騒動 ~ 清水とJリーグの試練

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現在、清水エスパルスとシュツットガルト間では岡崎の移籍問題で揉めている。
事の発端は岡崎のデビュー戦予定であった12日のニュルンベルク戦で彼自身がベンチ外だったこと。これは戦力的な問題ではなくて手続き上の問題であり、清水側が「シュツットガルト側のFIFA規約違反」を理由に国際移籍証明書(ITC)を発行しなかったことが原因である。

では、「シュツットガルト側のFIF規約違反」とは何か。
詳しくはエスパルス公式サイトに任せるとして、要約すると、

  1. 所属クラブよりも先に選手と移籍交渉をしたこと
  2. 清水との契約期限1/31を契約開始期間としたこと
の2点だ。これが本当なら明らかにシュツットガルト側の落度である。
正直、岡崎の代理人あたりがやらかした可能性の方が高い気がするけど。
シュツットガルトは現在リーグ降格圏内であり岡崎をJAPANマネー目当てで呼んだ訳ではない。明らかに救世主として引き抜いた。その彼が出場できない、となれば大問題でありシュツットガルトは早速FIFAに提訴している。JFA副会長の田嶋幸三によれば15日に臨時のITCが発行される可能性が濃厚だとのこと。早ければ20日のバイヤー・レヴァークーゼン戦に出場できるかもしれない。

しかし、当然問題は移籍金にも話が及ぶ。FIFA関係者によると清水側がシュツットガルト側に請求できる額は、岡崎が会見をした30日と31日の2日分、つまり彼の昨季年棒3600万円の日割り分20万円程度だという。対してシュツットガルト側は「ITC発行遅延による損害」として清水側に同様の方式で請求が可能だとのこと。その場合、年俸1億5千万円の「13日分」で約534万円になるらしい。

何だか一般人がヤクザの車にぶつけられて高額請求されたみたいな図式だな。清水側の言い分が正しければ、の話ではあるが。

ともかく、ここは清水とJFAには強気で行ってもらいたい。今までの海外移籍は契約満了につき書類上では円満に、殆どが移籍金0ではあるが、移籍できた。ただ今回は所属選手が二重契約された上に賠償請求までされようとしている。確かに現段階では清水か岡崎の代理人が契約上のヘマをした可能性も否めない。しかし、JFAは今後Jクラブに海外移籍マーケットでの健全な取引をさせたいなら清水を強力に後押ししてやるべきだ。今回だけは絶対にシュツットガルトに勝て。Jリーグと日本のサッカー選手のためにも。

今JFAがやることは真相を明らかにした上で、清水を強力に支援してやることだと思う。


今回だけは勝て
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