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2011年5月10日火曜日

東海社会人リーグ開幕

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5月7日、8日は東海社会人サッカーリーグの開幕日でした。東海社会人リーグは全国9分割された地域リーグの1つで、J1を1部とするとJ2・JFLを挟んで、4部5部にあたります。ここに注目している人はどう考えたって物好きな人たちですね。自分もそのうちの一人で静岡県のチームを2つ応援していて、1つは地元のVolareFC浜松、もう1つは「元祖サッカーの街」のクラブ藤枝MYFCです。

地域リーグといえば去年までは北信越リーグが自嘲と羨望、そして敬意を込めて「日本で一番無駄に熱い」と言われていて最注目だったのだけど、長野松本金沢が抜けて一段落といった感じ。地域リーグが盛り上がる要因は色々あるけど、サッカーが盛んかどうかはあんまり関係ないです。大事なのは「地域の身近な存在」「愛郷心に訴える」と言った土臭い要素で、これに「有名選手が所属」とか「J参入表明」の要素を持ったクラブが増えると北信越のように爆発的に盛り上がります。かつてのKyuリーグもそうだったしね。

その点、東海リーグはJ参入表明クラブ、通称「物好きクラブ」が増えて段々と加熱している。先の2クラブ、VolareFC浜松と藤枝MYFC、そして三重のFC鈴鹿ランポーレがそれで、特にFC鈴鹿は、JFL以上のクラブがない三重においては事実上のトップクラブ、90年代に休止したコスモ石油以来の全国2部リーグ加入が期待されてます。ただ問題なのは、藤枝MYFCとFC刈谷、今季1部昇格のFC岐阜SECONDの期待値がどうしようもなく高いことか。この混戦模様も地域リーグを面白くする要因ではあるのだけども。

で、東海2部所属の我が地元浜松からJを目指す街クラブのVolareFC浜松なんだけど、ついにここまで来たかという感じです。県西部支部リーグの頃から応援していた自分としては東海でやっていること自体が物凄く感慨深い。西部支部の頃のメンバーが最強だったとか、県の時はGK4人もいるのにフィールダーが12人しかいなくてケガ人続出で天皇杯県予選を辞退せざるを得なかったとか、浜松産の日系ブラジル人FWがいたこともあったり、東海社会人トーナメント決勝の逆転ゴールを決めたのがFW出場したGKだったり中々面白いクラブです。ただ、選手は粒揃になったけどクラブ運営が未だボランティアの域を抜けていないので先ずはクラブ体制を整えるのが急務ですね。

藤枝MYFCについては以前とやかく言ったけど何だかんだ言って「元祖サッカーの街」藤枝のクラブなので応援したいです。

さて、以下は開幕戦の結果と順位です。

東海1部
第1節 5月7日
FC刈谷1-2FC岐阜SECONDウェブスタ刈谷
FC鈴鹿ランポーレ0-0藤枝市役所石垣池公園
第1節 5月8日
shizuoka.藤枝MYFC5-1トヨタ蹴球団藤枝総合サッカー場
マルヤス工業2-3矢崎バレンテ港サッカー場

順位 チーム 試合 勝点 得失
1 shizuoka.藤枝MYFC 1 3 +4 5 1 1 0 0
2 矢崎バレンテ 1 3 +1 3 2 1 0 0
3 FC岐阜SECOND 1 3 +1 2 1 1 0 0
4 FC鈴鹿ランポーレ 1 1 0 0 0 0 1 0
4 藤枝市役所 1 1 0 0 0 0 1 0
6 マルヤス工業 1 0 -1 2 3 0 0 1
7 FC刈谷 1 0 -1 1 2 0 0 1
8 トヨタ蹴球団 1 0 -4 1 5 0 0 1
  • 1位は全国地域リーグ決勝大会に出場。
  • 7・8位は東海2部に降格。

東海2部
第1節 5月8日
中京大学FC2-2長良クラブ港サッカー場
芙蓉クラブ1-2Volare FC浜松エコパ補助
春日井クラブ0-2ISE YAMATO FC朝宮公園
Cyukyo univ.FC2-3コニカミノルタ豊川中京大学G

順位 チーム 試合 勝点 得失
1 ISE YAMATO FC 1 3 +2 2 0 1 0 0
2 コニカミノルタ豊川 1 3 +1 2 1 1 0 0
3 Volare FC浜松 1 3 +1 2 1 1 0 0
4 中京大学FC 1 1 0 2 2 0 1 0
4 長良クラブ 1 1 0 2 2 0 1 0
6 Chukyo univ FC 1 0 -1 3 4 0 0 1
7 芙蓉クラブ 1 0 -1 1 2 0 0 1
8 春日井クラブ 1 0 -2 0 2 0 0 1
9 浜松大学FC 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 1・2位は東海1部に昇格。
  • 7・8・9位は各県リーグに降格。
藤枝が連覇に向けて好調発進です。圧勝と言いたいところだけど、試合内容は後半トヨタ蹴球団のペースになることが多くて未だ課題が多い模様。VolareFC浜松は85分に追いつかれるもその2分後に決勝点を上げての勝利。東海トーナメントで見せた土壇場での強さは今年も期待できそう。

次節の対戦カードは以下の通り。

東海1部
第2節 5月14日
トヨタ蹴球団19:00FC鈴鹿ランポーレトヨタSC第2G
第2節 5月15日
藤枝市役所12:00マルヤス工業藤枝総合陸上
矢崎バレンテ14:15FC刈谷藤枝総合陸上
FC岐阜SECOND15:00shizuoka.藤枝MYFC長良川球技メドウ
東海2部
第2節 5月15日
Volare FC浜松14:00中京大学FCエコパ人工芝
長良クラブ12:00浜松大学FC長良川球技メドウ
コニカミノルタ豊川12:00芙蓉クラブ中京大学G
Cyukyo univ.FC14:00ISE YAMATO FC中京大学G

ところで東海サッカーは社会人も高校年代も静岡愛知のクラブが幅を利かせている。東海社会人では平成年代の優勝回数は静岡が16回、岐阜4回、愛知2回、三重0回、平成23年度の東海所属クラブ数は愛知が7、静岡が6で三重と岐阜が共に2となっている。ただ、岐阜の優勝4回は今は無き西濃運輸と地域時代のFC岐阜のもので県のトップクラブ以外が優勝したことはない。三重については昭和期のコスモ石油まで遡らないと優勝がない。この2県の活躍が東海サッカーの底上げにつながるので是非とも頑張ってもらいたい。

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